キハ52 最後の大糸の冬
2010.2.14 大糸線 北小谷→中土
夜中に降った雪も明け方には止みやがて空が白み始めた。 ダイヤ改正を1ヶ月後に控えた2月14日。大糸線でのキハ52最後の撮影となったこの日、未明より中土俯瞰へ向かった。 1月に訪れた時には、運用差し替えで青ツートンが入り陽があたっているのに側面潰れのような写真になりあえなく撃沈。 この日は前日までの運用から、赤ツートンと確信し山に入った。 しばらく人が入っていないようで林道は一面の雪原。林道沿いの電柱を頼りに一歩づつ進んでいった。 登り続ける事約1時間、ようやく撮影地へ。しばらくすると南小谷発の1番列車が眼下へやってきた。 予想通り青ツートン。これでお目当ての列車は赤ツートン当確。一気にテンションが上がり、立ち位置に三脚を構えた。 レンズをいろいろ変え構図をチェック。やがてキハ52がゆっくりゆっくりと鉄橋へ。最高の条件で撮影できた。 ダイヤ改正をもって新型の気動車と置き換えられたキハ52。赤ツートンこと115号機は保存のために津山に向けて旅立ったが、残り2輌は夏まではイベント用として残るようである。その後は廃車との事だが、願わくはその後も活躍する姿を見てみたいものである。 |