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極寒の深名線での想い出




                         
                    1987.1.2 深名線 朱鞠内駅



この年の正月休み、友人と二人で北海道旅行に出かけた。撮影旅行ではなく観光旅行だったが、ところどころに鉄分をさりげなく入れていた。

周遊券を片手に、新幹線、八甲田、青函連絡船、北斗と乗り継いで札幌へ。(充分鉄分豊富…)
その後は道東をめぐり、 この旅行中に1日だけ完全鉄モードの日を設定してもらい、網走から「大雪」で深川へ。

一度乗ってみたかった深名線で朱鞠内へ向かった。
まだ夜が明けきらない朱鞠内駅は幻想的でと言いたいところだが、記憶の隅に追いやられてあまり思い出せない。
ただ、このカットを撮影した状況だけは鮮明に浮かんでくる。

その後、名寄から塩狩に向かい一度だけ走行写真(14系急行)を撮影し、2日後には白鳥の乗客となり大阪に向かっていた。

当時、雑誌で見て憧れていた深名線、沿線で撮影する事は叶わなかったけれども、このカットが残せた事だけでも幸せだと思う。