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雪晴れの大仏俯瞰




                 
              1993.12 大糸線 北小谷→平岩 



かつてJTB時刻表のトップを飾った大仏俯瞰。

当時は日本にはこんなすばらしい場所があるのか・・・と何度も眺めていた憧れの地だった。

時を経て、シュプール号の全盛期、憧れの地は現実のものへと変わっていった。
この年の年末年始はシュプール号の増便に対応すべく「サロンカーなにわ」が運用に就いた。

シュプール号と言えば全国各地で運転されていたが、当時は大糸北線以外は触手が動かず年末年始の休暇はもちろん「サロンカーなにわ」狙い。

この日は晴れ予報だったが、往路は日の出直後の時間帯のため折り返しの糸魚川行きのメインに大仏俯瞰を選んだ。

今でこそバイパスの完成で快適なR148だが、当時は旧カーブ急勾配に加えて狭い道幅にスキーバスが頻繁に行きかう非常に厳しい道であったが、ここは駐車も容易で追いかけにはうってつけの場所だった。

宮本橋で撮影後、大仏俯瞰へ。線路際の雪はまばらであったが冬場としてはいい条件で眼下を「サロンカーなにわ」が駆け抜けていった。

数年後の姫川大水害であたりの景色は一変してしまったが、キハ52を追いかけたこの数年間の原点がこの1枚にあったような気がする。





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